スペイン・カタルーニャ地方にある小さな町フィゲラスに世界一奇抜な美術館「ダリ劇場美術館」(Teatre- Museu Dalí)があります。
↑おひげがチャームポイントのダリ様。
それは、サルバドール・ダリ(Salvador Domingo Felipe Jacinto Dalí i Domènech)を知らない人でも、必ず驚かされ、夢中になる美術館。
外観からしてインパクト大の赤色の建物にゴールドのフランスパンがこれでもかってくらいくっついて、屋根には沢山の卵のオブジェ。
↑何がそんなに嬉しいんだか。
違いますよ。パン工場ではありません。
美術館です!!!
とにかく「なぜ?」と突っ込みたくなる発想があちらこちらに見られます。天才とは、やっぱり理解不能…
大きく見える絵は、ダリの得意とする一つのものを二つに見立てることができるだまし絵です。
館内撮影OKな嬉しい美術館なので、どれだけいい写真をUPできるかと競い合うSNS時代。
まさに、ここは天国ではないでしょうか。
↑天井。
ただ、かなり人は多いので自撮り棒は禁止。周りの人に注意して撮影してください。
ダリは「偏執狂的批判的方法」と称した方法で、意識下にアクセスし、夢や心象風景を写実的に描きました。
ダリはドラッグを使用していたのではないかとも言われていたそうです。
確かに数多くの作品を見ていると、その奇才ぶりにそう感じてしまうのは無理がないのかもしれません。
それに対しダリは、「私はドラッグは使っていない。なぜなら、私自身がドラッグだからだ!」と否定したそうです。
ただ…
座っている椅子の背もたれにスプーンを置き、ウトウトするとスプーンが落ちて目が覚め、夢を記録したり、意識を失う寸前まで逆立ちをするなど、自ら限界の極限を作り出すという狂気ぶり。
この男、知れば知るほど興味が湧いてきます。
↑踏まれていますが、この下にダリの墓がある。
【国】 スペイン
【場所名】 ダリ美術館
【ポイント】 時間は2時間でもきっと足りません。